てがろぐMST-SR

No.709

「人が上昇し、階級を変わろうとする現代社会では、だれもが自分より上にある流行を進んで採用しようとするし、上流階級は絶えざる変化によってこの侵犯を逃れようとする。絶えざる変化こそが上流階級の突出と特権を――保障する」。流行もテーブルマナーもほとんど上流階級が下層からの侵犯を防ぐためにある。労働者階級出身のアラン・ドロンがどんなに努力しても、上流階級の領域へ達することはできない。アラン・ドロンはテーブルマナーを完璧に模倣することができる。しかし、彼にはそれを壊すことができない。上流階級はマナーを守っても壊してもその地位は変わらない。対して模倣者は間違えないのが背一杯で壊すことができない。上流階級は下層からの侵犯を防ぐために、流行やマナーを変えていく。らくらくと変えていく。  しかし、流行やマナーがそのようなものだと知ってしまえば、それらを相対化することができる。流行やマナーをふんと鼻で笑って、自由に我が道を行けばよいのだ。
アラン『芸術論20講』を読む - mmpoloの日記

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