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No.766
とあるネイティブアメリカンの老人が、小さな事業を始めるためにお金が必要だということで、銀行にお金を借りにいきました。老人 『事業を始めたいんだ。すまんが、お金を少し貸してくれんかね』銀行員『事業ですか。で、いったいどのくらいご入用ですか?』老人 『$1000ほど貸してくれんかな?』 銀行員は所定の用紙に、いつものように書き始めました。銀行員『$1000ですね。おじいさん、それで担保になるものはお持ちですか?』老人 『ん?担保とはなんだね?』銀行員『担保は貸すお金の代わりになるだけの価値があるものの事ですよ。家や車はお持ちですか』老人 『家はテントだからな。車は馬が引いとるやつがあるぞ』 銀行員はため息をついて頭を振りました。銀行員『じゃあ、家畜はどうです。馬なんかは飼っていませんか』老人 『おお、いるとも。ちょうど全部歯が抜けた馬が一頭いるよ』 などなど、いろいろすったもんだのあげく、老人はなんとか$1000を借りる事ができました。 数ヶ月後、老人が銀行に現れます。その財布には大量の紙幣が入っていました。老人 『おお、久しぶりじゃな。どれ、借りたものを返しにきたぞ』 老人は金利分とそれから$1000を返しました。しっかりとお金を受け取った銀行員は、老人に尋ねました。銀行員『おじいさん、余ったお金はどうするんですか?』老人 『そうだな。家に帰って壷の中にでも入れておくよ』銀行員『どうですか?うちの銀行に預金されるというのは』老人 『預金?預金とはなんだね?』銀行員『私どもの銀行にお金の管理を任せていただくという事です。お金を使いたい時にはいつでも引き出せますから』 ネイティブアメリカンの老人は、カウンターに身を乗り出すようにして銀行員に尋ねた。老人 『それであんたのとこにはどんな担保があるのかね?』
by admin. ⌚ 2019年08月23日(金) 12:15:07 <843文字> 編集
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