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No.460
江戸時代の武士の世界では、家来は上からの命令は絶対服従で、酒を断ったぐらいで斬り殺されてしまう、というような厳しいイメージがありますが、実はそんなことはありません。武士は酒ぐらい飲めるようになれ、と教えられるのではなく、武士の時代にも飲めない人間というのはいて、そういう人への配慮も決まっているのです。もし、酒が飲めない人間が、武士の集まる酒の席に出席した時はどうするか。下戸の側も「私は下戸です」とは直接言いませんが、お酌をされる時に、お酌をする人の顔を見るのです。普通は盃のほうに目を下げるのが礼儀ですから、お酌する人に目を合わせるのは異例のことですが、これが「私は飲めません」の合図なのです。そして、酌をする人もその合図を察知して、口をつける程度にしか注がない。それについて、亭主やその場にいる人たちも、「おい、注いでないぞ」とは言わない。それで「注いで飲んだことにする」のです。これが、武家の礼法です。
by admin. ⌚ 2019年04月16日(火) 12:25:29 <452文字> 編集
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理不尽な「俺の酒が飲めないのか」…江戸時代の武士は意外な対応 - まぐまぐニュース!